男性の育児休業取得希望は決して低くない
育児休業は、労働者からの請求がなければ取得することはできないから、男性労働者が育児休業を取得したいと望んでいなければ、取得率が低くてもやむを得ない面もあるのですね。
でも、ニッセイ基礎研究所のモニター調査によりますと、20―40歳未満の6歳未満の子どもをもつ有配偶・男性では、今後子どもが生まれた場合の育児休業取得希望は35.8%で、さらには「産後8週間の育児休業」の取得希望は51.1%とかなり高くなっています。
また、男性が産後8週間に育児休業が取得できることの認知は、男性34.1%、女性41.2%と低くなっています。
男女とも産後8週間の男性の育児休業が取得できることが十分認知されていないということです。
佐藤・武石は、この結果を踏まえて、男性の育児休業取得希望は決して低くないが、実際の取得率が低い要因として、次のことを挙げています。
①育児休業制度が男性にも適用されていることの認知の低さ、
②子育てを母親の役割とする意識、
③職場の抵抗感、
④基幹的な仕事についている男性が多いこと、
⑤昇進などへの影響の懸念、
⑥分割取得できない制度面の制約や休業中の所得保障
の問題を挙げているのです。
その上で、男性の育児休業取得を促進するために、企業では、段階的に男性の育児休業取得の定着・普及を図ることによって休業取得のハードルを低くしていくことが重要だ。
と指摘しています。
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